マット・リーの闘う最強英語

神戸にある某進学校で英語教師として教鞭をとっているマット・リーが全国の受験生に贈る、難関国公立大学(東大、京大など)の英作文解説を中心とする英語学習に関するブログです。その他に、寺社の御朱印収集、旅行、グルメ、メジャーリーグなど、気の向くままに書き綴っていきます。

中学英語で鍛える和文英訳トレーニング[解答]

merlion

1
.私はシンガポールに30年住んでいます。


I have lived in Singapore for 30 years.

It is [ has been ] 30 years since I started to live in Singapore.

have+過去分詞の形で、過去から現在までのことを表す表現を現在完了形と言います。過去分詞
も過去の一種と考えればいいので、「過去に~したことを現在も持っている」というのが原義
です。過去形、現在形、未来形がそれぞれその時点でのこと、すなわち「点」を表すのに対して、
現在完了形は過去から現在までの「線」を表すと考えたらわかりやすいでしょう。1つ目の解答例
で使われている前置詞for~「~の間」は現在完了形でよく使われます。全体として「30年の間
ずっと住んでいる」という意味です。

2つ目の解答例で使われているsince~「~以来ずっと」も現在完了形でよく使われます。ちなみに、
sinceは前置詞として後に名詞が来る場合( since 19721972年以来」…etc. )もあれば、接続詞と
して後に文が来る場合( since I was born「私が生まれた時からずっと」…etc. )もあります。全体
としては「私がシンガポールに住み始めてから30年になります。」という意味です。なお、文法的
にはIt has been 30 years~が正しいのですが、慣用的にIt is 30 years~もよく使われます。また、
30 years have passed since I started to live in Singapore.という言い方もあるので参考にして
ください。「1年、1年と過ぎていき、30年が過ぎ去った。」という意味です。

2.「あなたは10歳のころから英語を勉強しているのですか?」   「はい、そうです。」

“Have you studied English since you were ten years old?”   “Yes, I have.”

“Have you been studying English since you were ten years old?”   “Yes, I have.”

※過去(10歳の時)から現在まで勉強をしているのかということを聞いているので、現在完了形を
使います。疑問文の場合は助動詞have / hasを文頭に持って行きましょう。

※現在形と現在進行形の違いをイメージしてください。前者がI play tennis.「私はテニスを
します。」で、後者がI am playing tennis.「私はテニスをしています。」です。前者はテニスを
しているよという現在の事実を述べているだけで、後者は目の前でテニスをしている状況を
表します。現在進行形は生き生きとした躍動感が伝わってきますよね。実は、同じことが完了形
でもあります。例えば「私は10歳のころから英語を勉強しています。」日本語に対応する英文は、
I have studied English since I was ten years old.でもいいし、I have been studying English since
I was ten years old.
でもかまいません。前者は現在完了形で、「10歳の時から現在までぶっ通し
でないかもしれないけど、一応継続して英語学習をやっているよ。」という事実を述べている
だけです。それに対して、後者have+ been+ingの形を現在完了進行形と言います。「10歳の時
から、寝る間も惜しんでずっと、ずっと、ずっと、熱心に英語学習をやり続けていますよ。」と
いう意味です。明らかに後者のほうが気持ちも入るし、生き生きとした躍動感が伝わってきます
よね。この両者の違いを感じてほしいと思います。

3.私はまだ朝食を食べていません。お腹が減りました。

I have not [ haven’t ] eaten breakfast yet. I am hungry [ I have been hungry ].


I have not [ haven’t ] finished breakfast yet. I want to eat something so much.


※現在完了形の否定形have not / has not+過去分詞と共によく使うyetという副詞ですが、「まだ~
していない」という意味です。また、疑問文では「もう」という意味で使います。Have you
finished your homework yet?
「あなたはもう宿題を終えましたか?」などの簡単な文で覚えて
おきましょう。

※「お腹が減りました。」は注意が必要です。日本語の見た目は過去形かもしれませんが、
決して過去形ではなく現在の話ですね。ですから、I am hungry.I have been hungry.のどちらか
が正解で、I was hungry.は不正解です。なお、hungryぐらいは使いこなせなければ困りますが、
度忘れしてしまった場合は、「とても何かを食べたい。」と考えてI want to eat something so
much.
でもいいでしょう。

4.私は長い間彼女と付き合っています。彼女はこの世の中の誰よりも素敵な女性なんですよ。

I have been dating her for a long time. She is the most wonderful woman in the world.

I have been going out with [ seeing ] her for a long time. She is more wonderful than any other
woman in the world.

date [ go out with / see ]「~と付き合う」  

1つ目の文ですが、もちろん現在完了形を使って、I have dated her for a long time.としても
文法的には間違いではありませんが、過去から現在まで続いていることを事実として述べる
だけなんて、相思相愛の恋人たちにとって悲しくないですか?こういう文脈で活躍するのが、
現在完了進行形です。「長い間、晴れの日も雨の日もずっと、ずっと、ずっと、なかよく
付き合い続けているんだよ!」という気持ちを込めるためにはhave beeningの形がベスト
です。言葉って、やはり人の気持ちが入ってこそなんだろうなあと実感します。

※自分の彼女を褒めちぎるために、最上級や比較級+than+any other+単数名詞を使うのがいい
でしょう。No other woman in the world is as wonderful as her.のようにas+原級+asを使っても
いいですね。のろけるときの表現として覚えておきましょう()

5.「あなたはどのぐらいの間大阪に住んでいますか?   2010年からです。」

“How long have you lived in Osaka?”  “I have lived there since 2010.”

“How long have you been in Osaka?”  “Since 2010.”

How long have you+過去分詞?「どのぐらいの間~していますか?」はよく使う表現です。

have lived in~「~に住んでいる」が一番シンプルですがhave been in~でもまあOKでしょう。

※疑問文に対しては、できるだけ文で答えるようにしましょう。ただし、一度出てきた名詞は
2回目からはそれに代わるものを使うのが普通です。この場合、in Osakathereにして
おきましょう。
 

6.私はちょうど昼食を食べ終わったところです。

I have just eaten lunch.

I have just finished ( eating ) lunch.

just「ちょうど」も現在完了形でよく使われる副詞です。

※「~を食べ終わる」はeat~でもいいでしょうし、finish ( eating )~でもいいでしょう。

7.彼女はもう宿題を終えてしまいました。

She has already finished her homework.

She has already done her homework.

already(肯定文で)もう、すでに」  肯定文で使うことに注意しておきましょう。否定
文、疑問文では通例yetを使います。

finish one’s homework「宿題を終える」ですが、do one’s homework「宿題をする」でも
問題ありません。

8.「あなたは今までにオーストラリアに行ったことがありますか?」  「はい、あります。」

“Have you ever been to Australia?”   “Yes, I have.”

“Have you ever visited Australia?”   “Yes.”

Have you ever been to?「あなたは今までに~に行ったことがありますか?   よく使う表現
ですので覚えておきましょう。Have you ever visited?でもほぼ同じ意味を表せます。

※副詞ever「今までに」は疑問文で使います。なお、否定文ではnever「一度もない」をよく
使います。例えば、“I have never been to Hawaii. Have you?” “No, I haven’t.”「私はハワイに行った
ことが一度もないんだけど、あなたは?」「いや、行ったことはないよ。」のように使います。

9.「あなたはいつ韓国に行きましたか?    3年前です。」

“When did you go to South Korea?”    “I went there three years ago.”

“When did you visit South Korea?”    “Three years ago.”

when「いつ」で始まる疑問文は、過去の一地点でのことを聞くので、現在とは関わりが
ありません。よって、過去から現在のことを表す現在完了では使えません。同じことが、
yesterdaylast~などのような副詞でも言えます。例えば、What did you do yesterday?
「あなたは昨日何をしましたか?」は〇ですが、What have you done yesterday?は×です。
また、Who did you see last week?「君は先週誰に会ったの?」は〇ですが、Who have you
seen last week?
は×です。なお、sinceと共に「過去の一地点からずっと~」という意味では
使うことができることも合わせて覚えておきましょう。

[] I have been sick in bed since yesterday [ since last week ].「私は昨日から[先週から]ずっと病気
で寝込んでいます。」
 

もうひとつついでですが、sinceagoは普通使わないようです。「3日前から」はsince three days
ago
とは言わずfor three daysとするのが一般的です。yesterdayでもlast weekでも「過去のその
一地点」を表す副詞であるので、「そこから現在までずっと」という現在完了の言い方に合致する
ようです。それに対して、agoは現在を起点に、そこから1日前、2日前、3日前と過去にさかのぼって
いくイメージのある副詞だから、「since+過去の起点」という意味と合わないからだということを
言う人もいます。いずれにせよ、ネイティブスピーカーが使わない表現であるということは、我々
英語学習者が肝に銘じておいたほうがよさそうです。

10.私たちは先週とても忙しかったです。

We were very busy [ hectic ] last week.

We had a lot of things to do last week.

※過去のことのみを言っているので、過去形を使ってWe were very busy last week.としましょう。
決して、We have been very busy last week.としないようにしましょう。ちなみに、もし、「私たち
は先週からずっと忙しい。」ということを言いたければ、We have been busy since last week.
ように現在完了形を使います。

2つ目の解答のように「するべきたくさんのことがあった」と考えてhave a lot of things to do
するのもOKです。


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111
.インドではたくさんの言語が話されています。

Many languages are spoken in India.

They [ People ] speak many languages in India.

1つ目の解答例ですが、インドでIndians「インド人」、もしくは「人々」、「彼ら」によって
言語が話されているのは当たり前のことで言う必要のないことですから、by Indiansby people
by themは普通省略されます。

2つ目の解答例は正しいですが、1つ目の解答例のほうが自然です。

112.私の祖父は第二次世界大戦で亡くなりました。

My grandfather was killed in World War.

My grandfather died in the Second World War.

1つ目の解答例ですが、戦争で直接的な死因を特定することは困難です。誰に殺されたかと
いうことは通例わかりません。このような場合もby~は省略されることが多いです。

2つ目の解答例のように、died「亡くなった」と自動詞を使うのもOKです。

World War [ the Second World War ]「第二次世界大戦」 定型表現なので、World War
[ the First World War ]「第一次世界大戦」と共に覚えておきましょう。

113.その門は9時に開けられるだろう。

The gate will be opened at nine o’clock.

The gate is going to be opened at 9:00.

※助動詞+be+過去分詞の形に注意しましょう。もっとも、これは「助動詞+動詞の原形」と
be動詞+過去分詞+by~」という2つの文法事項をドッキングさせたものです。will be+
過去分詞+by~「~によって…されるだろう」の意味です。ここで門を開けるのはその役割を
背負った人でしょうし、それが誰であるかは重要な情報ではありません。そういう場合には
通例by~が省略されます。なお、open~は他動詞で「~を開ける」の意味です。

※開けられることがあらかじめ予定に入っていたというニュアンスを伝えたければ、2つ目の
解答例のようにbe going to~を使うのもOKです。

114.「あなたの財布はどこで見つかったの?」   「図書館だよ。」

“Where was your wallet found?”  “It was found in the library.

“Where did you find your wallet?”  “I found it in the library.

※この文脈だけでは、1つ目の解答例のように「(誰かによって)どこで見つけられたの?」と
受動態で処理してもいいでしょうし、2つ目の解答例のように「(一生懸命探したあなたが)
どこで見つけたの?」と能動態で処理してもいいでしょう。

※疑問文に対しては、例えばIn the library.のように副詞句だけで答えるのももちろんOK
なのですが、基本的には聞かれたとおりに文で答えられるようにしておきたいものです。

※「財布」はa small flat folding case made of leather or plastic used for keeping paper money
and credit cards in
wallet(主に男性用の)札入れ」で、a small bag made of leather, plastic,
etc. for carrying coins and often also paper money, cards., used especially by women
がアメリカ
ではpurse(女性用の)ハンドバッグ」、イギリスではpurse(主に女性がハンドバッグに入れて
携帯する)財布、がま口」です。大まかな区別として、男性用がwallet、女性用がpurseと考えて
おけばいいでしょう。

115.彼女はべス( Beth )と呼ばれています。

She is called Beth.

We [ People ] call her Beth.

call A BABと呼ぶ」  いわゆるSVOC(5文型)の表現の一つです。ABの間に「AB
である」という主語、述語関係が成り立ちます。

2つ目の解答例は能動態の文です。1つ目の解答例は受動態の文ですが、彼女をベスと呼んで
いるのは周りの人であることは明らかです。よって、通例by peopleby usは省略します。

116.私は母にこのかばんをもらった。   [Iを主語にする。]

I was given this bag by my mother.

I got this bag from my mother.

※能動態の文はMy mother gave me this bag.です。いわゆるme「私に」とthis bag「このかばん
を」と目的語を2つとるSVOO(第4文型)の文ですが、目的語が2つあるということはその目的語
を主語にして2つ受動態の文を作れるということになります。1つはI was given this bag by my
mother.
で、もう1つはThis bag was given ( to ) me by my mother.です。toはなくてもいいのですが、
「私に対して」という意味を明確にするために入れることも多いようです。

2つ目の解答例のように、「私は母からこのかばんを手に入れました。」と考えて能動態の文
にしてもいいでしょう。

117.このかばんは母によって私に与えられた。 [This bagを主語にする。]

This bag was given ( to ) me by my mother.

This bag was a present from my mother.

1つ目の解答例の説明は116を参照してください。

2つ目の解答例のように、「このかばんは母からのプレゼントでした。」と考えるのもOK
でしょう。

118.私たちの犬は昨日トムに世話をされた。 [Our dogを主語にする。]

Our dog was taken care of by Tom yesterday.

Our dog was looked after by Tom yesterday.

※能動態の文はTom took care of [ looked after ] our dog yesterday.です。take care of[ look
after
]「~の世話をする」は群動詞と言って、動詞中心の熟語表現です。ひとかたまりで
考えるので、受動態の文にした場合でもセットで扱ってください。be taken care of [ looked
after ] by
~の形になります。うっかりとof afterを書き忘れてしまいがちなので注意しましょう。

※「昨日私たちはトムに犬の世話を頼んだ。」と考えて、We asked Tom to take care of our dog
yesterday.
としても、まあ言いたいことは伝わるでしょう。

119.僕はスポーツに興味があります。

I am interested in [ take interest in ] sports.

I like [ love / am fond of / am into ] sports.

be interested in~「~に興味がある」  interest~「~に興味を持たせる」の受動態の文
ですが、前置詞はbyでなくinを使います。慣用表現ですので、覚えておきましょう。他にも
be covered with~「~でおおわれている」、be made of~「~で作られる[This desk is made
of wood.
「この机は木で  作られている。」のように見た目がそれほど変わらないもの]」、
be made from~「~で作られる[This wine is made from grapes.「このワインはブドウで作られて
いる。」のように見た目が完全に変わって  しまっているもの]」、be known to~「~に知られて
いる」、be filled with~「~でいっぱいである」、be surprised at~「~に驚く」、be satisfied
with
~「~に満足する」、be pleased with~「~が気に入る」、be excited at~「~に興奮する」
などがあります。なお前置詞の後には基本的には名詞が来ますが、表現によっては動名詞をとる
ことができるものもあります。 ()I am interested in playing sports.「私はスポーツをすることに
興味があります。」

be interested in~がわからなければ、like [ love / be fond of/ be into]「~のことが好きだ」
ぐらいのことを言っておけばいいでしょう。
 

120.私はその点数に満足していません。私はさらなる高みを目指します。 

I am not satisfied with the score. I will aim high [ higher ].

I am not content with the score. I will try to get a higher score.

be satisfied with~「~に満足する」  be content with~でもいいでしょう。

aim high「高みを目指す」  一番日本語とぴったり内容の合う表現でしょうが、わからなければ
2つ目の解答例のように意味をとって「私はもっと高い点数をとれるように努力します。」としても
OKです。でも、点数だけではなく自分の殻を破って更に高いレベルを目指すという意味ではaim highのほうが素敵ですね。ちなみに、マット・リーの座右の銘は“Stay healthy, aim high, and just keep
trying!”
「健康に留意し、高みを目指し、そしてただただ貪欲に努力を重ねよう!」です。


天ぷらうどん

101
.クミはケンよりも速く泳ぎます。

Kumi swims faster than Ken.

Kumi is a faster swimmer than Ken.

※副詞も形容詞同様に、比較級なら-er than~の形です。1つ目の解答例の場合、fast「速く」にer
つけてfaster「より速く」にしています。

2つ目の解答例の場合は形容詞fast「速い」にerをつけている形です。全体としては「クミはケン
よりも速い水泳選手です。」となりますが、別に競技として水泳をしていない場合でも使えます。
 

102.クミは世界で一番早く泳ぎます。

Kumi swims ( the ) fastest in the world.

Kumi swims faster than anyone [ anybody ] ( else ) in the world.

※副詞の最上級もthe –est in [ of ]~の形ですが、theは省略されることが多いです。

2つ目の解答例のように比較級-er than~の形を使い、直後にanyone [ anybody ] ( else )「他の誰 
よりも」を入れると、ほぼ最上級と同じ意味を表せます。

 

103.私の兄はサッカーよりもクリケットのほうが好きだ。

My brother likes cricket better than soccer.

My brother likes cricket rather than soccer.

good(よい) / well(よく、健康な)は比較級がbetter、最上級がbestです。不規則な変化をとるもの
はまとめて覚えておきましょう。good(よい)betterbestwell(よく、健康な)betterbest
bad (悪い)worseworstill(病気の)worseworstmany(多数の)moremostmuch
(
多量の)moremostlittle(少しの、少し)lessleastあたりは必須です。なお、like A better
than B
BよりAが好きである」という表現は頻出表現です。

2つ目の解答のように、rather than~「~よりも」という表現もあります。これも比較級の一種
と考えてもいいでしょう。よく使われるので覚えておけば便利ですよ。
 

104.「あなたはどんな食べ物が一番好きですか?」  「私はうどんが一番好きです。」

・“What ( kind of ) food do you like ( the ) best?”  “I like udon noodles ( the ) best.

“What is your favorite food?”  “It is udon noodles.”

※最上級の表現、like( the ) best「~が一番好きである」は使いこなせるようにしておきましょう。
なお、2つ目の解答例のように、形容詞favorite「一番好きな」を使うのもいいでしょう。favorite
その語が最上級の意味を含むので、the most favoriteのようにするのは間違いです。単純にyour 」favorite food「あなたの一番好きな食べ物」のように使ってください。

※日本語の「うどん」を英語で表す際にudonだけではわからない人もいるので、“udon”のように
  で挟んで説明を付け加えると親切です。udon, a kind of Japanese noodlesと言えば伝わる
でしょう。
あるいは、“ ”を使わずにudon noodlesとするほうがシンプルでお勧めです。
あるいは、「うどん」
という言葉を使わずにJapanese style noodlesとかJapanese udon
などもよく見ます。ただし、日本式の麺なら、そうめん、にゅうめん、きしめん、そば、
そして冷麺や、ラーメンなども日本流に発展
したものでしょうし、どれがどれかわからなく
なります。そう考えると、
udon noodlesramen noodlessoba noodlesなどのように固有
名詞
+noodlesが一番わかりやすいと思います。なお、How different?「どう違うの?」と
聞かれたら、笑顔で
Try it!「食べてみて!」と答えるのが一番だと思います(笑)。

 

105.音読は英語力を伸ばすのに一番いい方法です。

Reading a loud [ out loud ] is the best way of improving your English ( skills / ability / abilities ).

Reading aloud [ out loud ] is the best way to improve your English ( skills / ability / abilities ).


※「音読する」は復習として出してみましたが、書けましたか?名詞として使うならreading aloud
reading out loudです。

the best way of ing [ to ]「~する最善の方法」はよく使う表現ですので覚えておきましょう。

improve your English ( skills / ability / abilities )「英語力を伸ばす」 一般論の場合you / your / you
を中心に文を組み立てるのがお勧めです。improveの代わりにdevelopなどでもいいでしょう。
なお、ability「能力」は本来数えられない名詞として使うことが多いですが、「多種多様な能力」
と考えて数えられる名詞扱いにしてもOKです。    

 

106.「プレゼンをするのに何が一番大切ですか?」 「自分の思いを伝えようとすることです。」


・“What is the most important thing when you make a presentation?

 “The most important thing is to try [ trying ] to tell [ convey / communicate ] your thoughts.


・“What is the most important thing in making a presentation?

 “To try [ Trying ] to express your feelings.


What is the most important thing?「何が一番大切なことですか?」は応用がきく表現なので
覚えておきましょう。本問の場合、後にwhen you make a presentation [ in making a
presentation ] 
「プレゼンをするときに」という情報を付け加えればいいでしょう。なお、答え方
としては、The most important thing is to[ing]「一番大切なことは~することです」が基本的
です。「これから先にプレゼンをする際に」というニュアンスならto~のほうがいいでしょうし、
「いつも習慣的にしているプレゼンをする際に」というニュアンスなら~ingのほうがいい
でしょうが、この場合どちらでもOKです。なお、会話ならTo. [ing.]とだけ答えてもいい
でしょう。

try to~「~しようとする」はなくても許容範囲でしょうが、あったほうが気持ちが伝わります。 

※「自分の思いを伝える」tell [ convey / communicate ] your thoughts / express your feelings

tellは通例直後に人を目的語にとりますが、tell your thoughtsはよく使われています。あるいは
tell others your thoughtsでもOKでしょう。conveycommunicateでももちろんOKでしょうし、」expressを動詞として使ってもかまいません。目的語としてはthoughtsfeelings以外にもideasopinionsでも悪くないですが、動詞と名詞は相性がいいものとそうでないものがあるので、
ひとつひとつ正しいかどうか辞書で確認しましょう。

 

107.この小説ほど面白いものはないと思うな。

I think this novel is the most interesting of all.


In my opinion, this novel is more interesting than any other novel.


I think. [ In my opinion,.]「~と思う」  これも既出の表現です。このように何度もしつこく
使うことが大切ですよ。

※長い形容詞の場合は、比較級はmore+原級、最上級はthe most+原級、にします。確認
しておきましょう。2つ目の解答例のように、比較級+than+any other+単数名詞の形で最上級
と同じ意味を表すことができます。その小説よりも、あの小説よりも、…のように11冊を
考えながら「他のいかなる小説よりも」という意味ですから、直後の名詞は単数形である
ことに注意してください。

 

108.その部屋はユミによって掃除された。

The room was cleaned by Yumi.

Yumi cleaned the room.


A is +過去分詞+by B.ABによって~される」  このような言い方を受動態と言います。 
過去の話なら、be動詞はwaswereを使ってください。byの後には通例人が来ます。また、       
B+
一般動詞+A.BAを~する」という言い方を能動態と言います。どちらの態でも言い表せる
ようにしておきたいですが、受動態だと不自然な場合、あるいは受動態が自然な場合、あるいは
どちらでもいい場合もあります。基本的には古い情報は前のほうに出し、そこに新しい情報を
付け加えていくというパターンが多いです。例えば、本問の場合だと、「部屋のことについては
すでに話が出てきていて、その部屋は掃除されたんだけどそれはユミがやったんだよ。」[ユミが
新情報]という場合には受動態を、「ユミのことについてはすでに話が出てきていて、そのユミが
したのは部屋の掃除なんだよ。」[ユミの行為が新情報]という場合には能動態を使えばいいでしょう。

 

109.「この手紙はジムによって書かれたのですか?」  「はい、そうですよ。」

“Was this letter written by Jim?”  “Yes, it was.


“Did Jim write this letter?”  “Yes, he did.


1つ目の解答例は受動態の文ですが、疑問文の場合はbe動詞を前に持って行きましょう。


2つ目の解答例は能動態の文ですが、一般動詞の過去の疑問文ですからdidを前に持って
行きましょう。

 

110.ジェイムズ(James)はエレン(Ellen)によって愛されていません。

James is not loved by Ellen.


Ellen doesn’t love James.


※「ジェイムズはある女性に愛されていないんだけど、それは何を隠そうエレンなんだ。」
[新情報がエレン]の場合は受動態に、「エレンはある男性のことを愛してないんだけどね、
それは何を隠そう  ジェイムズなんだよ。」[ジェイムズが新情報]の場合は能動態です。
後者のほうが、人に伝える場合には残酷ですね()

背比べ

91.「僕のために歌を歌ってくれない?」    「いいよ、1100円ね。」

Will [ Can ] you sing ( a song ) for me?”     “Yes, but you have to pay 100 yen for a song.”

“Sing ( a song ) for me, please.”     “Sure. It costs you 100 yen to listen to a song, though.”

Will you?「~してくれませんか?Can you?でもいいでしょう。それほど丁寧な表現では
ないので使うときには注意しましょう。

2文目の1つ目の解答例です。butはなくてもいいのですが、「pay+お金」という話の流れを
考えると、butがあるほうがはスムーズになります。また、2つ目の解答例でit cost+++to
「人が~するのにがかかる」という定型表現を使っていますが、youはなくてもOKです。また、
文末のthoughは接続詞ではなく副詞で、「~だけれどもね」という意味です。全体として、
「いいよ。1曲聞くのに100円支払わなきゃダメだけどね。」ぐらいの意味になります。

92.「すみません、荷物を運んでいただけませんか?」  「もちろん、いいですよ。」

“Excuse me, but would [ could ] you please carry my baggage [ luggage ]?”
Sure. [ My pleasure . /  No problem. / Of course. / OK. ]”

“I’m sorry to bother you, but would [ could ] you mind carrying my baggage [ luggage ]?” 
Not at all. / No, I don’t. / Of course not.]

1つ目の解答例ではWould [ Could ] you ( please )?「~していただけませんか?」という丁寧
な表現を押さえておきましょう。「もちろん、いいですよ。」に対応する表現も、使用頻度の
高いものが多いので覚えておきましょう。

 数えられない名詞baggage [ luggage ]「荷物」は知っておきたい語ですが、わからなかったら
bagぐらいを言っておけば十分意味は通じます。

2つ目の解答例ではWould [ Could ] you minding?「~することを気になさいますか?→~して
いただけませんか?」というたいへんへりくだった表現です。答え方に注意して下さい。運んで
あげようと思ってもしYes.と言ってしまったら、「運ぶことを気にする→じゃまくさいから嫌だ」
と真逆の意味になってしまいます。Not at all. [ No, I don’t. / Of course not.]などの表現は「気に
しないよ→運んであげるよ」という意味になります。覚えておきましょう!

93.トムはボブと同じぐらい背が高いです。

Tom is as tall as Bob.

Tom and Bob are about the same height. [ Tom’s height is about the same as Bob’s. ]

A is asas B.ABと同じぐらい~だ。」という意味になります。~には形容詞が来ます。 
もちろん、2つ目の解答例のような言い方もありますが、1つ目の解答例のほうがシンプルで
お勧めです。なお、heightは名詞で「高さ、身長」の意味です。読み方にも注意です。ヘイト
[ héit ]でなくハイト[ háit ]です。ヘイトだとhate~「~を憎む」の意味になってしまうので注意
して下さい。

94.トムはメアリーよりもずっと背が高いです。

Tom is much [ far / even / still ] taller than Mary.

Mary is much [ far / even / still ] shorter than Tom.

A is er than BABよりも~だ」  比較級の定型表現です。形容詞にerをつけてthan
「~よりも」を使って比べるものを導きます。なお、「ずっと」のように比較級を強める副詞
much [ far / even / still ]などがあります。まずは一番代表的なmuchを使えるようにして
おきましょう。なお、他の副詞も同じ位置において使えます。a little ( bit )「少しだけ」もよく
使います。I am a little bit taller than my brother.「私は弟より少しだけ背が高いです。」といった
例文で覚えておきましょう。

2つ目の解答例のように、主語を変えて「メアリーはトムよりもずっと背が低い。」としても
いいでしょう。このように、対義語を覚えておくと表現の幅が広がりますよ。

95.メアリーは3人の中で一番背が低いです。

Mary is the shortest of the three.

Out of the three, Mary is the shortest.

A is the est of [ in ]…Aの中で一番~だ。」  最上級の定型表現です。形容詞にest
つけたものを
theの後に持ってきてください。あとは範囲を指定すればよく、通例of+複数名詞、
in+単数名詞になります。 [] of the three(その)3人の中で」、of us all「私たち全員の中で」、
of the five students(その)五人の生徒の中で」、in my class「私のクラスで」、in my family
「家族の中で」、in the world「世界で」、in Japan「日本で」…etc.

2つ目の解答例のようにout of+複数名詞でもいいですが、これは「3人の中から」ということを
強調したい場合に、語順を前に持ってくることと合わせて
outを追加していると考えたらいい  
でしょう。でも、あえてoutを使わなくてもいいのではないかと思います。
 

96.メアリーは私たちのクラスで一番背が低いです。

Mary is the shortest in our class.

Mary is shorter than any other student in our class.

※最上級で、範囲がour class「私たちのクラス」と単数形ですから前置詞はinを使います。

2つ目の解答例のように、比較級+than any other+単数名詞の形で「他の誰よりも~である」
という意味になります。クラスのこの人よりも、この人よりも、この人よりも、と11人を
イメージして比較しているので、単数名詞になることに注意して下さい。実質的には最上級と
同じ意味を表します。他にもNo other student in our class is as short as Mary.No other student
in our class is shorter than Mary.
という英文でも最上級と同じ意味を表します。

97.この映画はあの映画よりもずっと面白い。

This movie is much [ far / even / still ] more interesting than that one.

This movie is much [ far / even / still ] better than that one.

※長い形容詞はerestをつけたら大変読みにくくなります。例えばpopular「人気がある」が
popularerpopularestとしたら思わず舌を噛んでしまいそうです。長い形容詞は、moremost
を前に置いて、erestをつけません。

※「あの映画」はmovieが一度出てきていますので代名詞を使ってthat oneにするのが普通です。

2つ目の解答例のように、「この映画はあの映画よりずっといい。」と考えてもほぼ同じ意味
を表せます。形容詞goodは不規則変化で、good(よい)betterbestとなります。他の形容詞、
副詞ではwell(よく、健康な)betterbestbad(悪い)worseworstill(病気の)worseworst
many (多数の)moremostmuch(多量の)moremostlittle(少しの、少し)lessleast
あたりを覚えておきましょう。

98.この映画は、全ての中で一番面白い。

This movie is the most interesting of all.

This movie is more interesting than any other movie.
[ No other movie is as interesting as this one. ] 

※長い形容詞を使って最上級の文を作る場合は、the most+形容詞の原級+of [ in ]…の形になります。

2つ目の解答例も書けるようにしておけば表現の幅が広がります。

99.私の意見では、この本ほど役に立つものはないよ。

In my opinion, this book is the most useful of all.

I think that this book is more useful than any other book.
[ I think that no other book is as useful as this one.]

※「私の意見では」はin my opinionです。「~と私は考える」と考えてI think that.でも
いいでしょう。

※長い形容詞usefulは比較級ではmore useful、最上級ではmost usefulの形で使いましょう。

100.この数学の問題は、あの数学の問題ほどは難しくないよ。

This math question is not as difficult as that one.

This math question is less difficult than that one.
[ This math question is easier than that one. ] 

A is not asas B.ABほど~ない」  A is asas B.ABと同じぐらい~だ」ということ
ではないよ、という意味です。「この数学の問題は、あの数学の問題と同じぐらい難しいということ
はないよ。→この数学の問題は、あの数学の問題ほど難しくないよ。」ということです。

※2つ目の解答例のようにA is less than B.ABより程度において低い。」を使ってもOK
です。~には形容詞の原級が来ます。また、「この数学の問題はあの数学の問題よりもやさしい。」
としてもまあ問題はないでしょう。


振られる男
81.私は将来プロ野球選手になりたいです。

I want to be [ become ] a professional [ pro ] baseball player in the future.

My future dream is to be [ become ] a professional [ pro ] baseball player.

※不定詞の名詞的用法です。to~「~すること」という意味になります。名詞ですから、主語
になったり、目的語になったりします。want to~「~することを望む→~したい」です。

a professional [ pro ] baseball player「プロ野球選手」 professionalは形容詞「プロの」ですが、

長いスペルが嫌われるのはネイティブスピーカーにとっても同様なようで、proと短縮形がよく
使われます。また、proは名詞で「プロの人」という意味もあります。つまり、a baseball proでも
OKということです。

2つ目の解答例のように、「私の将来の夢はプロ野球選手になることです。」でもOKでしょう。

82.えらいこっちゃ!私は牛乳を買うために、スーパーに行かなければならない。

Holy cow! I have to go to the supermarket ( in order ) to buy milk.

Oh my God! I have to buy some milk at the supermarket.

※「えらいこっちゃ!」は日本語のスラングです。標準日本語なら「大変だ!」ぐらいでしょうか。
驚きを表す表現ですが、英語でも色々とあります。Oh my God! / Oh God! / Oh Lord! / Oh Jesus!
ように「神様」関係の語が使われるものもあれば、神様を使うのは罰当たりだから婉曲的に、
Oh my gosh! / Oh my goodness! とも言いますし、単にOh no! / Oh dear!などもあります。また
米国の中西部のスラングでHoly cow! という言い方もあります。マット・リーがシカゴ近辺の
Northern Illinois Universityというところで日本語の授業のアシスタントをしていたころ、アメリカ人
学生が頻繁にHoly cow!と言っていたのを今でもよく覚えています。

※不定詞の副詞的用法です。to~「~するために」という意味になります。副詞ですから、動詞
を修飾したり、前の1文全てを修飾したりします。はっきり「~するために」という目的の意味を
示したいときにはin order to~を使うこともあります。書き言葉ではよく使われます。

2つ目の解答例のように「スーパーで牛乳を買わなければならない。」としてもいいでしょう。
ちなみに、milkは数えられない名詞であることも確認しておきましょう。

83.のどが渇いたよ。何か冷たい飲み物が欲しいな。

I am thirsty. I want something cold to drink.


I want to drink something cold.


thirsty「のどが渇いている」はhungry「お腹が減った」と共に生きていく上で必須の語なので、
覚えておきましょう。

※不定詞の形容詞的用法です。to~「~するための」という意味になります。形容詞ですから、
名詞を修飾します。通例直前の名詞を修飾します。something cold「冷たい何か」はcold
something
という語順にならないので注意して下さい。「飲むための冷たい何か→何か冷たい
飲み物」です。

2つ目の解答例ですが、thirstyがなかったとしてものどが渇いているから何かを飲みたいわけ
ですから問題ありません。なお、to drinkは不定詞の名詞的用法で「~すること」の意味です。

84.その知らせを聞いて彼女はとても喜んだ。  

She was happy [ glad / pleased ] to hear the news.


The news made her happy.


be happy to~「~してうれしい」  不定詞の副詞的用法です。to~が原因となって、直前に来る
感情を表す形容詞を修飾します。happy以外にもsad「悲しい」、disappointed「がっかりした」、
excited「興奮した」、など色々な語が使えます。

2つ目の解答例のように、the newsを主語にして、make ABABである状態を作る→AB
する」の表現を使って表します。「その知らせは私を幸せにした。」ということですね。英語では
このようにモノが主語になることが多いです。無生物主語と言うので覚えておきましょう。

※他にも「彼女はその知らせを聞いた時に喜んだ。」と考えて、She was happy when she heard
the news.
でもOKです。

85.彼は車の運転をするのが大好きだ。彼はベンツを1台持っているんだよ。

He likes [ loves ] to drive [ driving ] ( a car ) very much. He has a Mercedez.

He is very fond of driving. He has a Mercedez.

※「~することを好む」は、likeの目的語としては、不定詞の名詞的用法でもいいでしょうし、
動名詞を使うのもいいでしょう。be fond of~の場合は不定詞は使えず、動名詞のみである
ことに注意しましょう。

a Mercedez1台のベンツ」 固有名詞は本来は数えられませんが、ベンツという車種は1台、
2台と数えられるので数えられる名詞扱いになります。とはいえ、複数形にしたら読みにくいので、
そのままtwo Mercedezと言う場合も少なくないそうです。なお、高級車の代名詞であるドイツ社の
Mercedez-Benz「メルセデス・ベンツ」は日本では「ベンツ」という呼び方が一般的ですが、欧米
ではa Mercedezが一般的であるようです。

86.悪いけど、土曜日は君と映画に行けないよ。しなければならないたくさんの仕事があるんだ。

I’m sorry, but I can’t go to the movies with you on Saturday. I have a lot of work to do.

Sorry, but it is impossible for me to go to see a movie with you on Saturday. I have to do [ finish ]
a lot of work.

I’m sorry [ Sorry ], but~「悪いけど、~」 何かを断るときに重宝する表現です。

go to the movies [ go to a movie / go to see a movie ]「映画を見に行く」 

1つ目の文で「~できない」はcan’t~が一番簡潔でお勧めですが、It is impossible forto.
「…にとって~することは不可能だ。」とするのもいいでしょう。不定詞の名詞的用法の定型
表現です。

2つ目の文は、不定詞の形容詞的用法を使ってa lot of homework to do「するべきたくさんの
仕事、しなければならないたくさんの仕事」とするのが一般的ですが、have to do a lot of work
「たくさんの仕事をしなければならない」でもOKです。

87.フランス語を話すことは私にとって難しいです。

To speak [ Speaking ] French is difficult for me.

It is difficult for me to speak French.

※「~すること」は不定詞の名詞的用法か動名詞のどちらを主語に持ってきてもいいですが、
不定詞なら「これからしようとすること」という未来志向の気持ちが入りますし、動名詞なら
「いつも習慣でしていること」のような気持ちが入ることも押さえておきましょう。

It is for to.「人にとって~することは…だ。」はコンパクトに複数の情報を相手に
伝えることができる表現なので大変便利です。…には色々な形容詞が入ります。to~は不定詞の
名詞的用法で、「~すること」の意味です。

88.父は私に宿題を終わらせるように言った。

My father told me to finish my homework.

My father said to me, “Finish your homework.”

tellto…「~に…するように言う」 不定詞の名詞的用法です。同様の形をとるものとして
askto…「~に…するように頼む」、wantto…「~に…してほしい」、adviseto…「~に…
するように忠告する」、allowto…「~に…することを許す」、orderto…「~に…するように
命令する」などがあります。英会話でも英作文でも重宝する表現ですので使いこなせるように
しておきましょう。

2つ目の解答例のように、A said to B,“命令文.”ABに~しろと言った。」とするのもいい
でしょう。言ったセリフをそのまま  で挟んで使う言い方を直接話法と言います。

89.母は父にタバコを吸わないように言った。

My mother told my father not to smoke.

My mother told my father to stop smoking.


tellnot to…「~に…しないように言う、~に…するなと言う」 不定詞の否定形はnot to
であることを覚えておきましょう。間違ってto notとしないようにしてください。

not to smoke「タバコを吸わないこと」でもいいし、to stop smoking「タバコをやめること」
でもいいでしょう。なおこの表現のように、第三者から見てわかるように客観的な言い方のこと
を間接話法と言います。話者の言ったセリフをそのまま引用するのを直接話法と言いますが、
この場合だとMy mother said to my father, “Don’t smoke.”ですね。直接話法はその場の会話を
生き生きと感じることができる反面、使いすぎると文章が引き締まらなくなります。なお、英語
では「間接話法」のことをindirect [ reported ] speechと言い、「直接話法」のことをdirect speech
と言います。新聞など客観的に事実を報道する場合は間接話法が基本になるので、reported speech
という言い方がよく理解できます。大切なことは状況に応じて両者を使い分けることでしょう。

90.彼は彼女に一緒に東京ディズニーランド( Tokyo Disneyland )に行ってくれるように頼んだけど、
  もちろん彼女は断ったよ。

He asked her to go to Tokyo Disneyland with him, but of course she said no.

He asked her, “Please go to Tokyo Disneyland with me.” But of course she refused. 


※前半部分は間接話法でも、直接話法でもどちらでもいいでしょう。なお、接続詞butは特に書き
言葉では文と文をつないで使いますが、2つ目の解答例は直接話法を使っていて口語的である
ことと、butでつなげば見た目が長すぎるので、いったん切ってBut~としています。

※「断る」は一番シンプルなのはsay noです。refuseでもOKでしょう。refuseは自動詞で「断る」
という意味と、他動詞で「~を断る」という意味とがあります。



誕生日プレゼント

71.「イタリアといえばトマト」という印象が一般にはあるが、トマトの原産地はイタリアではなく
南米である。        *南米 
South America

Many people usually think that Italy is famous for its tomatoes, but tomatoes are not from Italy
but from South America.

If you say “Italy”, many people think of tomatoes.  But tomatoes come not from Italy but from South America.


2004年の京都大学の入試の一部です。例えば前半部分で、the impression~「~という印象」
は知らないかもしれませんし、the place of origin「原産地」も使うのは難しいでしょう。でも、
日本語を「イタリアはトマトで有名だと、多くの人は普通考える。」ぐらいに解釈すれば、
1つ目の平易な解答例で処理できます。また2つ目の解答例のように「もしあなたがイタリアと
言えば、多くの人はトマトのことを考える。」ぐらいのことを言えば意味は十分伝わります。

※後半部分ですが、「トマトはイタリアでなく南米から来ている。」と考えれば、be from
[ come from]「~から来ている;~出身である」とnot A but BAでなくてB」を組み合わせる
だけでOKです。トップレベルの大学入試の和文英訳と言っても、この程度の英語が書ければ十分
合格ラインに到達するということを覚えておいてください。

72.僕はね、彼女に素敵な誕生日プレゼントをあげるつもりなんだ。気に入ってくれるといいなあ。

I will give her a nice birthday present. I hope that she will like it.

I will give a nice birthday present to her. I want her to like it.

give A BABを与える」 このように目的語を2つとる文型を4文型(S+V+O+O)と言います。
S「~は」+V「~する」+O「~に」+O「~を」の意味になります。SVOSubject (主語)
Verb(動詞)Object(目的語)の頭文字です。なお、この表現はgive B to Aでも言い換えられます。
この場合Iが主語、willは助動詞、giveが動詞、a nice birthday presentが目的語、to herが副詞の
働きをする修飾語で通例副詞句と言います。修飾語はSVOなどの文の構成要素にはならず、
あくまで補足的に意味を付け加える働きをします。このように目的語を1つだけとる文型を第3
文型(S+V+O)と言います。S「~は」+V「~する」+O「~を」の意味になります。英語では 
便宜上5つの文型がありますが、どれがどの文型になるのかはあまり神経質になる必要は
ありません。でも、基本的な文法用語と、その基本的な考え方を知っておけば、英文の理解を
深めるうえで大変役に立つので、この機会にしっかり復習しておきましょう。

2文目ですが、1つ目の解答例はIは主語、hopeは動詞、そして接続詞that以下が目的語ですので、
3文型(S+V+O)です。ちなみにthatの中の英文は、sheが主語、willが助動詞、likeが動詞、it
目的語ですので第3文型(S+V+O)になります。全体として、I hope that~「~ということを私は
望む」という意味です。なお、2つ目の解答例はIが主語、wantが動詞、herが目的語、to like it
目的語ですので第4文型(S+V+O+O)になります。これは考え方としては後で説明する第5文型
とも言えるので、まずはwant ++to~「人に~してほしい」というパターンをしっかり覚えて
おきましょう。


73
.彼は彼女に誕生日プレゼントをあげるそうだよ。彼女はそれを気に入らないだろうけどね。

He will give her a birthday present. I don’t think that she will like it.

He will give a birthday present to her. Probably she won’t like it.

1文目ですが、1つ目の解答例はHeが主語、willが助動詞、giveが動詞、herが目的語、a birthday
present
が目的語ですから第4文型(S+V+O+O)です。2つ目の解答例はHeが主語、willが助動詞、
giveが動詞、a birthday presentが目的語、to herが修飾語(副詞句)ですので、第3文型(S+V+O)   
です。

2文目ですが、1つ目の解答例はIが主語、don’t thinkが動詞、that以下が目的語ですから第3文型
(S+V+O)です。2つ目の解答例はProbablyが副詞、sheが主語、won’tが助動詞、likeが動詞、it
目的語ですから第3文型(S+V+O)です。

※英語では否定の内容を先に持ってくることが原則です。I think that she will not like it.とは普通
言わないので注意しましょう。

probablyは可能性がかなり高いことを意味する副詞です。「(十中八九ぐらいの可能性で)
おそらく、たぶん」という意味です。便利な副詞ですので使いこなせるようにしておきましょう。
相当高い確率で彼女はプレゼントを気に入らないだろうという、怨念にも似た気持ちがこもって
います()

74.娘が私に昼食を作ってくれました。とてもおいしかったです。

My daughter made me lunch. It was delicious.

My daughter made lunch for me. It was yummy.

1文目ですが、1つ目の解答例はMy daughterが主語、madeが動詞、meが目的語、lunch
目的語で第4文型(S+V+O+O)です。2つ目の解答例はMy daughterが主語、madeが動詞、lunch
目的語、for meが副詞句ですので第3文型(S+V+O)です。make「~を作る」のように「~のために」
という意味を持つ場合はforを、give「~を与える」のように「~の方向に向かって」という意味を
持つ場合はtoを使います。

2文目ですが、1つ目の解答例はItが主語、wasが動詞、deliciousが補語です。2つ目の解答例も
同様で、Itが主語、wasが動詞、yummyが補語です。It wasだけでは文として成立しませんし、主語
itがどのようなものかわかりません。主語がどのようなものか補って説明する語を補語といいます。
2文型(S+V+C)という文型で、Ccomplementの頭文字です。この文型をとる動詞はbe動詞が
代表的です。また、be 動詞と同様の働きをする動詞(look「~のように見える」、seem「~の
ように思える」、become「~になる」など。)も第2文型に使われます。

75.兄は、始発電車に乗るために5時に起床しました。

My brother got up at five o’clock ( in order ) to take the first train.

My brother wanted to take the first train, so he got up at five o’clock.

※不定詞の副詞的用法to~「~するために」を使いましょう。ただし、不定詞には名詞的
用法、形容詞的用法もあるので、どの意味かが一見しただけでは分かりにくいです。明確に
「~するために」という目的を表したい場合はin order to~にすればいいでしょう。書き言葉
ではよく使われます。

1つ目の解答例は、My brotherが、got upが動詞、at five o’clockが修飾語(副詞句)to take the
first train
が修飾語(副詞句)です。主語と動詞のみであとは修飾語で意味を補うものを第1文型(S+V)
と言います。

2つ目の解答例は、文と文を接続詞so「だから」で結んでいます。後半は1つ目の解答例と同じ
1文型ですが、前半はMy brotherが主語、wantedが動詞、to take the first trainが目的語で、第3  
文型(S+V+O)です。to take the first trainは不定詞の名詞的用法で「~すること」の意味です。

76.「おまえ、幸せそうだな。理由を教えろよ!」 「それは教えられないなあ。」

“You look happy. Tell me the reason [ why ]!”  “I can’t tell you.”

“It seems that you are happy. Why?”  It’s [ It is ] a secret.”

1つ目の解答例はYouが主語、lookが動詞、happyが補語で、第2文型(S+V+C)です。そして、 
命令文ですので主語はなく、Tellが動詞、meが目的語、the reasonが目的語で第4文型(S+V+O+O)
です。そして、Iが主語、can’tが助動詞、tellが動詞、youが目的語で第3文型(S+V+O)です。

2つ目の解答例はItが主語、seemsが動詞、that以下が補語で、第2文型(S+V+C)です。Why?
1語だけですのでどの文型にもあてはまりません。そして、Itが主語、isが動詞、a secretが補語
ですから、これも第2文型(S+V+C)です。

※表現は以前の和文英訳で紹介したものの復習です。きちんと使いこなせましたか?

77.彼の名前はトーマス(Thomas)だ。僕は彼のことをトム(Tom)と呼んでいるよ。

His name is Thomas. I call him Tom.

He is Thomas. I call him Tom.

1つ目の解答例はHis nameが主語、isが動詞、Thomasが補語ですから第2文型(S+V+C)です。
そして、Iが主語、callが動詞、himが目的語、Tomが補語です。目的語がどのようなものかを
補っているわけです。そして、目的語と補語は、主語―述語の関係「~が~する」が成り立って
います。これを5文型(S+V+O+C)と呼びます。call A BABと呼ぶ」はよく使う表現です
ので覚えておきましょう。

2つ目の解答例は、Heが主語、isが動詞、Thomasが補語ですから第2文型(S+V+C)です。後半は
1つ目の解答例と同じなので割愛します。

78私は誕生日プレゼントをあげて彼氏のことを驚かせるつもりなの。私って彼にとっていい彼女よね。

I will surprise my boyfriend with a birthday present. I am a good girlfriend for him, right?

I will give my boyfriend a birthday present and surprise him. I am a good girlfriend for him.

1つ目の解答例はIが主語、willが助動詞、surpriseが動詞、my boyfriendが目的語、with a
birthday present
は修飾語(副詞句)ですから、第3文型(S+V+O)です。そして、Iが主語、am
動詞、a good girlfriend for himは補語ですから第2文型(S+V+C)です。rightは確認する時に使う
副詞です。なくても問題ないでしょう。

2つ目の解答例はIが主語、willが助動詞、giveが動詞①、my boyfriendが目的語、a birthday
present
が目的語ですから、第4文型(S+V+O+O)です。そして、接続詞andの後は、主語が共通
ですので省略されています。surpriseが動詞②、himが目的語ですから第3文型(S+V+O)です。

79.彼女は本当に自分のことが大好きだな。どうでもいいけどね。

She really likes herself. I don’t care.

She is very fond of herself. That’s [ That is ] none of my business.

1つ目の解答例は、Sheが主語、reallyが副詞、likesが動詞、herselfが目的語ですから、第3文型
(S+V+O)です。そして、Iが主語、don’t careが動詞で、第1文型(S+V)です。

2つ目の解答例は、第1文はSheが主語、isが動詞、very fond of herselfが補語と考えるのが
いいでしょう。第2文型(S+V+C)です。そして、第2文もThatが主語、isが動詞、none of my
business
が補語と考え、第2文型(S+V+C)です。

I don’t care.「私は気にしない。」、That’s none of my business.「私の知ったことではない。」
ぐらいが「どうでもいいけどね。」に対応する表現でしょう。無関心な雰囲気が伝わってきますね
()

80.「君のためにピアノを弾くよ。君の笑顔は僕を幸せにしてくれるから。」 「遠慮しとくわ。」

“I will play the piano for you. Your smile makes me smile.”   “No, thanks.”

“I will play the piano for you because I feel happy when I see your smile.”   “I’m sorry, but I’m okay.”

1つ目の解答例は、Iが主語、willが助動詞、playが動詞、the pianoが目的語、for youが修飾語
(副詞句)ですから第3文型(S+V+O)です。そして、Your smileが主語、makesが動詞、meが目的語、
smileが補語で、第5文型(S+V+O+C)です。make A BABである状態を作る→ABにする」
です。ABの間に主語、述語関係が成り立っています。なお、2つ目の解答例はA because B.   
BなのでAである。」ですから、because以下は副詞として働く文=副詞節です。なお、
No, thanks.5文型に分類しにくいので、表現の一つとして覚えておきましょう。またIが主語、
amが動詞、sorryが補語で第2文型(S+V+C)です。そして、接続詞butでつないで、Iが主語、am
動詞、okayが補語で、これも第2文型(S+V+C)です。

※気障(きざ)な男性に対して女性が断りを入れています。No, thanks.は少しそっけないですが、
I’m sorry, but I’m okay.あるいはThank you, but I’m okay.などは丁寧にお断りする表現ですので、
覚えておけば便利です。使われたらとてもショックでしょうが…()

古い教会
石清水八幡宮東寺

61
.私たちはしっかり食事をとって、よく眠り、適度に運動をしなければならない。

We must [ have to ] get enough food, sleep enough, and exercise moderately [ to some extent ].

It is necessary for us to eat enough, sleep a lot, and work out a little bit.

※自発的に「~しなければならない!」と言う場合はmust~を使い、周りの状況などのために
義務的に「~せざるを得ない」と言う場合はhave to~を使います。この場合どちらでも
いいでしょう。また、It is necessary forto.「~にとって…することが必要である」も
使えます。

enoughは形容詞で「十分な」、副詞で「十分に」の意味があります。get enough food
「十分な食べ物を食べる」=eat enough「十分に食べる」のどちらでも表せます。それぞれの
動詞を修飾する副詞を使い分けられたらいいのですが、例えばmoderately「適度に」が
思いつかないかもしれません。また、exerciseのスペルに自信がない場合もあるかもしれません。
その場合は少し意味が変わりますが、work out a little bit「少しだけ運動する」ぐらいのことを
言えば最低限のことは伝えられます。なお、getと形容詞enoughを3つの動詞全てにかけて、
get enough food, sleep, and exerciseとしてもまあOKでしょう。

62.君は将来のことについて心配をしてはいけない。今を生きることが大切だよ。 

You must not [ mustn’t ] worry about your future. You should live for today [ live in the present ].

Don’t think about your future too seriously. Seize the day. [ Just enjoy living now.]

must not [ mustn’t ]~「~してはならない」でもいいでしょうし、否定の命令文don’t+動詞の
原形「~するな」でもいいでしょう。

worry about~「~のことについて心配する」はよく使う表現なので覚えておきましょう。また
think about too seriously「~のことについて真剣に考えすぎる」と言い換えるのも一つの手です。

※「~することが大切だ」はもちろんIt is important to.でもいいですが、「~すべきである」と    
考えてshould~を使ったり、肯定の命令文「~しなさい」でもOKです。

※「今を生きる」は「今日のために生きる」と考えてlive for todayとするのが簡単でお勧めです。
アルバート・アインシュタイン博士(Albert Einstein) “Learn from yesterday, live for today, hope for
tomorrow. The important thing is not to stop questioning.”
「過去から学び、今日のために生き、未来に
希望を持とう。大切なことは探究するのをやめないことだ。」という有名な言葉を残しています。
またlive in the presentという表現を使ってもいいでしょうし、enjoy living「生きることを楽しむ」
でもOKです。なお、Seize the day.「その日をつかめ」という定型表現もあるので参考にして
ください。

63.彼は少し内気なのかもしれないね。

He may be a little bit shy.

It seems that he is a little bit shy. [ He seems to be a little bit shy. ] 

may~「~かもしれない、~してもよい」は弱めの表現です。must「~しなければならない、
~にちがいない」のように強い表現ではないので注意しましょう。

※「彼は~かもしれない」はHe may be.It seems that he is.He seems to be.のいずれか
を使いましょう。

shy「内気な」が一般的ですが、「臆病な、おどおどした」というニュアンスを持つnervous
でも悪くないです。なお、「少し」はa little ( bit )が便利なので覚えておきたいところです。

64.あなたがいい人だというのはわかっているの。でもね、あなたとは別れなければならないの。

I know that you are a nice guy, but I have to leave you [ I have to break up with you / we need to
break up].

You are very kind. But I must go [ I have to go / I have got to go / I’ve got to go / I gotta go ].

know that~「~ということを知っている」は便利な表現です。接続詞thatは省略されることも
多いことを覚えておきましょう。この場合I know thatを使わずYou are very kind.だけでも
いいでしょう。

leave~「~をふる」、break up with~「~と別れる」、break up 「別れる」を適切な助動詞
と組み合わせて使いましょう。私の主体的な気持ちで別れるならmust~を、状況的にそうせざる
を得ないならhave to~を、必要にかられてならneed to~です。

I have to go.(あなたのもとを去って)私は行かなければならない。」は口語ではI have got to go.
となり、短縮形でI’ve got to go.になり、さらに縮めてI gotta go.になります。映画などを見て
いたら、頻繁にgotta goは出てきますよ。

65.えらいこっちゃ!スマホをどこかに置き忘れてしまった!

Oh my God! I left my smartphone somewhere!

Holy cow! I misplaced [ put ] my smartphone somewhere!

※「えらいこっちゃ!」はOh my God!でしょうが、米国中西部のスラングでHoly cow!もあります。

※「~を置き忘れる」はleave~がお勧めです。「どこかに」は副詞のsomewhereが一番
しっくりきますが、I left my smartphone, but I don’t remember where!のように、「置き忘れた
場所が分からない」 とするのもOKでしょう。

66.私たちの町には古い教会があります。

There is an old church in our town.

Our town has an old church.

There isin.「…に~がある」が一番使いやすいです。There isの後に来る名詞は漠然とした
ものだけです。例えばThere is the old church in our town.のようには言えません。これは複数形
でも同様です。また、2つ目の解答例のようにour townを主語にする言い方もあります。

※「ある教会」ならa churchですが、oldという母音で始まる形容詞があるのでanになることに
注意しましょう。

67.京都にはたくさんの神社仏閣があります。

There are many temples and shrines in Kyoto.

Kyoto has many temples and shrines.

There arein.「…に~がある」  ~には漠然とした複数名詞が来ます。限定されるthe+
複数名詞などは通例使わないので注意してください。

※「神社仏閣」=「神社とお寺」ですから、shrines and templesですが、temples and shrines
という言い方のほうがよく使われているようですが、まあどちらでもいいでしょう。なお、
「寺社仏閣」という日本語の言い方もありますが、英語では同じです。

68.「君の住んでる町にコンビニはあるかい?」   「いいや、ないんだよ。不便なんだよ。」

“Is there a convenience store in your town?”   “No, there isn’t. It’s inconvenient.”

“Does your town have a convenience store?”  “No, it doesn’t. It gives me inconvenience
[ a lot of trouble. ]”

convenience store「コンビニ」が案外きちんと書けない人が多いので注意してください。
間違ってconvenient storeにしないようにしましょう。

※「不便です」は色々な言い方がありますが、inconvenientが一番使いやすいです。inは打消し
の意味を表す接頭辞です。

69.オンラインゲームをするのは、私にとってとても楽しいのです。

Playing online games is fun for me.

It is interesting for me to play games online [ on the Internet ].

※動詞にingをつけて「~すること」という意味を表すものを動名詞と言います。名詞同様に、
主語や目的語になります。1つ目の解答例では、playing online gamesは主語です。また、不定詞
の名詞的用法でIt isfor to.「人にとって…することは~だ。」を使ってもいいでしょう。

play online games / play games online [ on the Internet ]「オンラインゲームをする」
onlineは形容詞「オンラインの」、副詞「オンラインで」共によく使われている便利な表現
です。覚えておきましょう。

70.「君は野菜を育てるのに興味があるかい?」
「うん。今はトマトとキュウリを育ててるんだ。」

“Are you interested in growing vegetables?” 
“Yes, I am. I am growing tomatoes and cucumbers now.”

“Do you have [ take ] an interest in taking care of vegetables?” 
“Yes, I do. I am taking care of tomatoes and cucumbers now.”

be interested ining [ have an interest ining ]「~することに興味がある」  このように、 
動名詞は前置詞の目的語にもなります。もしこの表現を知らない場合は、Do you like [ love]
growing vegetables?
ぐらいで代用すれば、まあまあ言いたいことは伝わります。

※「~を育てる」はgrow~が一番しっくりきますが、「~の世話をする」と考えてtake care of
でもいいでしょう。

※「~している」はbe+ingです。現在進行形の形で言いましょう。

tomatoでもcucumberでも案外身近な野菜を書けなかったりするものです。出てきたものを
何度も音読して一つ一つ丁寧に覚えていきましょう。食事は万人にとって必要なものなので、
こういった生活用語は大変大切ですよ。


音読


51
.明日は晴れそうだ。ルーシー( Lucy )とのデートを楽しむぞ!


It will be sunny [ fine ] tomorrow. I will enjoy ( having ) a date with Lucy!

It will be a sunny [ fine ] day tomorrow. I will go out [ hang out ] with Lucy and have fun!

※未来形はwillbe going to~を使いますが、後者は「決まっていたことに向けて行きつつある」と

いう現在進行形から派生した未来表現です。前者は「意志」という名詞の意味があることからも

わかるように、今思いついて「~しよう」というニュアンスの助動詞です。とはいえ、willは未来形

一般で使われていることも押さえておきましょう。

dateは「日付」という意味ですが、彼女や彼氏と日時を決めて遊びに行くということから

「デート」になったのでしょう。have [ go on ] a date with/ go out with/ hang out with

「~とデートする」はとてもとてもとても大切な表現ですので覚えておきましょう()

enjoyingenjoy+名詞で、「~を楽しむ」になります。have fun [ have a good time ]「楽しむ」

でもいいでしょう。

52.昨日彼女と別れたの?そんなに落ち込むなよ。明日があるさ。

Did you break up with her yesterday? Don’t be so down.[ Don’t feel so sad. / Don’t worry. / Don’t

be so disappointed. / Don’t be depressed. / Don’t be so negative. / Don’t let it get you down. ]

Tomorrow will be better. [ There is always tomorrow. / Tomorrow is a new day. ]

Did she leave you yesterday? Cheer up! [ Be positive! / Stay positive! / Look at the bright side! ]

Tomorrow is another day. [ There is still hope for tomorrow. ]

break up with~「~と別れる」、leave~「~をふる、~のもとを去る」はできれば自分自身に

使うことがないのがベターですが、人生山あり谷ありです()

※「そんなに落ち込むなよ。」は1つ目の解答例のようにDon’t .「~するな。」のように否定の

命令文を使うのが一般的です。downは「落ち込んでいる」という意味の形容詞です。気持ちが下

に向いているイメージがしやすい語ですね。また、肯定の命令文「~しろ。」を使って、Cheer up!

「元気を出せ!」などを使うのもいいでしょう。なお、negative「悲観的な、後ろ向きな」

positive「楽観的な、前向きの」は便利な対義語ですからまとめて覚えておくといいでしょう。

※「明日があるさ」はTomorrow will be better. 「明日はより良いものになるでしょう。」やThere

is always tomorrow.「必ず明日は来るよ。」などが覚えやすいでしょう。2つ目の解答例のTomorrow

is another day.「明日は明日の風が吹く。」はアメリカの映画“Gone with the Wind”「風と共に

去りぬ」で主人公の女性スカーレット・オハラが最後に言った有名なセリフです。これから一人で

生きて行かなければならないという強い決意を持った彼女が言ったセリフですから、骨身に染みる

ものがあります。作品の舞台は米国の南北戦争です。もし機会があればレンタルビデオで

見てください。ちなみに、余談ですが、1963年に坂本九さんが歌っていた「明日があるさ」と

いう歌があるのですがこの先が見えない閉塞感のあるご時世に聞けばかなり元気が出ます。2001年

には吉本の芸人たちが1年限りのユニット「Re:Japan」を組んで、この曲をカバーしました。

若かりし日のダウンタウン、東野幸治、ココリコ、ロンドンブーツ1号2号を見ることができます

ので、ぜひYou Tubeで見てください。


https://www.youtube.com/watch?v=EeKurwWNzis&list=PLtxtKiHopBaCeqjSMDUA5XafCcBf78lf6&index=1

53.日曜日は暑いかなあ?就職の面接があるんだよ。    
     

Will it be hot on Sunday? I will have [ am going to have / am having ] a job interview.

Will Sunday be hot? I will have [ am going to have / am having ] an interview.

※疑問文は助動詞willを前に持っていきましょう。なお、天気は予定に入れるのが難しいので、be

going to
よりはwillのほうが一般的でしょうが、ほぼ間違いなく暑くなるというのならbe going to

を使ってIs it going to be hot on Sunday?としても問題はありません。

have a job interview「就職の面接がある」はよく使う表現です。interviewは通例就職の場合が

多いのでjobはなくてもかまいません。なお、近い将来のことを表す現在進行形でもOKです。

54.私は家族のために健康でいようと思ってるんだ。しばらく酒を飲まないぞ!

I will stay healthy for my family. I won’t drink for a while!

I will take care of [ look after ] myself for my family. I will stop drinking for some time!

stay healthy「健康でいる」はよく使う表現なので覚えておきましょう。また、take care of [ look

after ]oneself
「~自身の世話をする→自分の健康に気をつかう」でもいいでしょう。なお、自分の

決意を表す文脈なのでwillを使うのが適切です。

for a while [ some time ]「しばらく」を覚えておけば、for a short time「短い間」、for a long

time
「長い間」も使えるので応用がききます。

※一般的に「酒を飲む」は自動詞drinkを使います。「飲まないつもりだ」だからwill not [ won’t ]

drink
OKです。「飲むのを中断する」でwill stop drinkingでもいいでしょう。短期間お酒を

飲まないのは日本語で「禁酒」にあたります。完全に酒を断つのは「断酒」です。I will stop

drinking for some time for my health and for my family,but I will not give up drinking. After I get

better, I will start drinking a little bit again.
「私は自分の健康のためと家族のためにしばらく禁酒

しますが、断酒はしません。少し体の調子がよくなったら、少しずつ飲み始めますよ。」

というのが、202052日現在のマット・リーの魂の叫びです()

55.英語は将来役に立つと思うよ。

( I think that ) English will be useful in the future.

( I think that ) English will help you in the future.

I think that~「~だと私は思う」ですが、接続詞thatは省略されることが多いです。さらに

言えば、I think thatそのものも使わずに、willを使って未来形の文を述べるだけでもOKでしょう。

※useful「役に立つ」を使ってもいいですが、「英語があなたを助けるだろう」と考えて動詞help

を使っても自然な英文になります。


56.明後日に、私たちは数学の宿題を提出することになっています。

We are going to [ will / have to / will have to ] hand in the math homework the day after tomorrow.

We are supposed to turn in [ give in / submit ] our math homework in two days [ two days from now ].

the day after tomorrow [ in two days / two days from now ]「明後日に」は覚えておきましょう。

※「~することになっている」は未来のことなので、be going to~やwill~を使えばいいのですが、

have to~「~しなければならない」、will have to~「~しなければならないだろう」でも

いいでしょうし、be supposed to~「~することになっている」でもOKです。

hand in[ give in / turn in / submit ]~「~を提出する」  いずれの表現でもいいですが、

「先生の手の中に渡す」というhand in~が一番覚えやすいです。ちなみに、「先生が自分の

手にあるプリントなどを生徒に向かって手渡す→~を配る」はhand out~です。配布する

「プリント」はhandoutという名詞や、worksheetprintoutを使います。一般的な「プリント」

printとは普通言わないので注意しましょう。

57.「あなたは今週末図書館に行く予定ですか?」 「はい。あなたは?」

Are you going to go to [ Are you going to ] the library this weekend?”  “Yes, I am. How about you?”

“Will you go to the library this weekend?”  “Yes, I will. Will you go there, too?”

※ 未来の予定なのでbe going to~を使えばいいですが、be going to go2goを使うのを嫌がる

人もいます。気になる人は近い未来のことを表す現在進行形でもいいでしょう。もちろん、will

を使ってもOKです。

this weekend「今週末」 副詞ですので前にinonなどの前置詞を置くことはできません。

※「あなたは?」は一番シンプルな表現はHow about you?ですが、意味を考えてWill you go

there ,too?
「あなたもそこへ行くのですか?」とするのもいいでしょう。

58.「彼女が大輔に惚れているのはわかっているよ。でも、僕は彼女が大好きなんだ。

 どうしたらいい?」

「彼女に告白したら?」

・ “I know ( that ) she loves Daisuke, but I love her. What should I do?[ What am I going to do? ]”
 
 
 You should tell her that you love her. [ Tell her. / Why don’t you tell her? ]”


 ・ “I know ( that ) she is in love with [ has a crush on / is into / is crazy about / is addicted to ]

Daisuke.  But, but, but I am very fond of her. I don’t know what to do [ what I should do ].” 

Ask her out. [ Ask her to go out . ] ”


I know that.「~ということはわかっている。」 接続詞thatは省略されることが多いです。

※「~に惚れている。」、「~が大好きだ。」、「~に夢中だ。」、「~に熱をあげている。」

など、誰かを好きなことを表す表現は日本語でも多数あります。それは英語でも同じで、love

likevery muchbe very fond of~やbe in love with~などのよく聞く表現でもいいですし、

have a crush on/ be into/ be crazy about/ be addicted to~ などでもいいでしょう。余談

ですが、英語が堪能な 歌手の宇多田ヒカルさんが“Addicted To You”という歌を歌っています。

その歌詞の中でI think I’m addicted to you.「君に夢中かも。」という箇所があります。addict~は

「~を中毒にさせる。」という意味で、He is addicted to drugs.「彼は麻薬中毒だ。」というように

使われます。例えはよくないかもしれませんが、中毒になるぐらいにその人のことが好き

ということを表す表現です。

※「でも」はbutでいいのですが、それを3回ぐらい繰り返せば気持ちが伝わってきます。会話は

気持ちをいかに伝えるかが大切なので、簡単な表現でも強く読んだり、繰り返すなどの工夫も

できます。

※「どうしたらいい?」はshould~「~すべきである。」を使ってもいいでしょうし、2つ目の

解答例のように「どうすべきかわからない。」としてもいいでしょう。

※「彼女に告白したら?」は1つ目の解答例のようにtellを使って「彼女に言うべきだ。」でいい

でしょう。また2つ目の解答例のようにask「頼む」を使って「彼女に付き合ってと頼みなよ。」

とするのもOKです。outgo outは「デートに出かける」という意味です。askto …「~に…する

ように頼む」もよく使う   不定詞の表現ですので覚えておきましょう。

59.将来僕はフランスに留学して、美術の勉強をしようと思っています。

I am going to [ will ] study in France and study art in the future.

I am thinking of going to France ( in order ) to study art in the future.

study abroad「留学する」 abroadは「外国へ」という意味の副詞ですので、直前に前置詞を

置いてはいけません。work abroad「海外で働く」、live abroad「海外に住む」、travel abroad

「海外旅行に出かける」、なども同様です。なお、副詞overseasabroadと同じように使います。

※未来形で予定として考えるならbe going to~でしょうし、自分の意志として「行くよ!」

というイメージならwill~でしょう。また、「~に行くことを考えている」be thinking of going

でもOKです。

※「美術の勉強をする」は1つ目の解答例のようにandで結んでもいいですし、2つ目の解答例の

ように不定詞の副詞的用法(in order ) to~「~するために」を使ってもいいでしょう。

60.私は5月6日まで職場に行きません。在宅勤務なんですよ。

I am not going to [ will not ] go to work [ my office ] until [ till ] May 6. I am working from home.

I am not going to [ will not ] commute until [ till ] May 6.  I am working remotely.

※「行きません」は未来の予定と考えるならbe going to~でしょうし、一般的な未来形、

あるいは「行かないよ」という意思を示すと考えるならwill~を使えばいいでしょう。否定文

ですからnotを入れるのを忘れないようにしてください。なお、「(環境によって)行くことが

できない」と考えるなら、can’t [ cannot ]~を使ってもいいでしょう。

go to work [ go to one’s office ]「職場に行く」 これが一番使われている表現でしょうが、

commute「通勤する」でもいいでしょう。

until [ till ]~「[継続]~までずっと」  by[期限]~までに」と混同しないようにしましょう。

e.g. Stay here until six.「6時までここにいなさい。」 

       Come here by six.「6時までにここに来なさい。」


work from home「在宅勤務をする」が一番一般的なようです。work remotelyでもいいですし、

work at homeでも意味は通じるでしょう。最近新聞上で「テレワーク」という言葉を頻繁に

聞きます。英語でもteleworktelecommuteという言葉はあるそうですが、これはインターネット

が登場する以前の1970年代にNASAの技術者が作った造語だそうです。teleの語源は「遠い」で、

work「働く」やcommute「通勤する」とくっつけたそうです。通勤の結果生じる排ガスによって

大気汚染が著しく進んでいただけでなく、オイルショックが起こるなど、環境問題、エネルギー

問題が深刻だった時代です。エネルギー節約のためにも、自宅でできる仕事を職場から

持ち帰ってするようにする目的で提唱されたそうです。このご時世に言われているテレワークとは

若干意味合いが違うこともあってか、外国の英字新聞ではwork from homeがよく使われている

ことも知っておきましょう。



うがいと手洗いイラスト

41
.「なぜ君はべス(Beth)が好きなの?」 「彼女はかわいいし、明るいし、社交的だからさ。」

“Why do you like Beth?”   “Because she is cute, bright, and outgoing.”

“Why do you like Beth?”   “That’s because she is pretty, cheerful, and sociable.”

Why?「なぜ~?」、Because.「それは~だから」という理由を聞くやり取りで使われる表現
です。書き言葉では、Because.のように大文字で書き始めるのは避けるべしですが、これは会話
なので問題ありません。書き言葉だと、That’s because.にするか、一文でShe is cute, bright, and
outgoing.
だけにするかがいいでしょう。

Bethは女性名Elizabethの愛称です。もちろん、Bethが正式名の女性もいます。

※どのような人かを相手に伝える際に、形容詞は重宝します。出てきたものを何度も音読して覚え、
使いこなせるようにしておきましょう。

42.「ねえ、あなた昨日お家で何をしたの?」 「私は、漫画を30冊読んだわ。楽しかったわよ。」

“Hey, what did you do at home yesterday?”   “I read thirty comic books. It was fun.”

“What did you do at home yesterday?”   “I read thirty comic books. I enjoyed reading them so much.”

※このご時世ですから、Stay home and stay healthy.「家にいて、健康でいよう!」ですね。
ちなみに、「家で何をしたの?」だとWhat did you do at home?になります。What did you do home?
とはふつうは言わないので注意してください。

It was fun.「楽しかったわよ。」はよく使われる表現です。あるいは2つ目の解答例のように
「漫画を読むのを心行くまで楽しんだ。」と考え、enjoying「~することを楽しむ」を使うのも
お勧めです。この期間、ゲームや勉強もいいけど、本や漫画を心行くまで読みまくるというのも
ある意味幸せな時間なのでいいと思います。マット・リーも「北斗の拳」や「ドラゴン桜」や
「スラムダンク」など自分が持っている昔の漫画を一気読みしようかと画策しています()

43.私は今日の午後スーパーに買い物に行って、トマトジュースを10本買うつもりだよ。

I will go shopping at the supermarket this afternoon and buy ten bottles [ packs / cans ] of tomato juice.

I am going to go to the supermarket this afternoon and buy ten bottles [ packs / cans ] of tomato juice.

※未来形は①will~、②be going to~の二つがあります。一般的には、「ふと考えついて今から
やるよ!」というような場合は①を、「元々する予定で、今それに向かって進行しつつある状態
だ!」というような場合は②を使いますが、willは比較的使える範囲が広いということを覚えて
おきましょう!

※「~に買い物に行く」はgo shopping to~ではなくgo shopping at~を使うのが一般的です。また、
スーパーへ買い物をしに行くのは当たり前のことですから、2つ目の解答例のようにあえてshopping
を使わずに「スーパーに行くつもりだ。」だけでもOKでしょう。

※「トマトジュース」は数えられない名詞です。ですから無冠詞で使うのが普通ですが、「ビン
(ペットボトルもこれに含まれる)」ならa bottle ofを、「紙パック」ならa pack ofを、「缶」なら
a can ofを前につけます。複数形ならtwo bottles oftwo packs oftwo cans ofのようにします。

44.父は若いころテニスの選手でした。毎日熱心に練習をしていたそうです。

My father was a tennis player when he was young. I hear that he practiced it hard every day.

My father played tennis in his youth. He says he practiced playing it hard every day. 

※「~が若かったころ」はwhenwas [ were ] youngが一番確実です。in one’s youthでも
いいでしょう。

※「~だそうです。」はIt is said [ they say / we hear / I hear ] that.などを使いますが、この場合
は父から私が聞いていることは明らかなので、I hear that.がベストです。I heard that.のように
過去形でもいいでしょう。

practice ( playing )~「~の練習をする」ですが、playingはないほうが自然かもしれません。
また、he worked hardhe kept doing his best などでもOKでしょう。

45.僕は昨日忙しくなかったので、彼女とインターネット上で会話を楽しんだんだ。

I was not busy yesterday, so I enjoyed talking on [ over / through ] the Internet with my girlfriend.

I was free [ had nothing to do ] yesterday and enjoyed talking online with my girlfriend.

※「AだったのでB」は順接の接続詞so「だから」やand「そして」を使いましょう。また理由を表す 
接続詞becauseを使って、B because A.Because A,B.でもいいでしょう。because Aを文頭に 
持っていく場合は、コンマをつけてワンクッション置くのが普通です。2文を1つの接続詞で結ぶ 
のが基本であるということを確認しておきましょう。

=I enjoyed talking on the Internet with my girlfriend because I was not busy yesterday.

= Because I was not busy yesterday, I enjoyed talking on the Internet with my girlfriend.

※「インターネット上で」はon [ over / through ] the Internet[ internet ]が基本的ですが、副詞online
もほぼ同じ意味を表せます。形容詞のonline「インターネットを通した」もよく使われます。
online clinic「オンライン診療」、online shopping「オンラインショッピング」、online meeting
「オンラインミーティング」、online discussion「オンラインディスカッション」、online game
「オンラインゲーム」、online drinking party「オンライン飲み会」、online class [ lesson ]
「オンライン授業」など、オンラインは日本語でも普通に使われています。

46.「あなたの両親は神戸生まれですか?」 「いいえ、二人とも生まれも育ちも奈良です。」

“Were your parents born in Kobe?”  “No, they weren’t. They were born and raised [ brought up ] in Nara.”

“Are your parents from Kobe?”  “No, they aren’t. They were born and grew ( up ) in Nara.”

be動詞はisamの過去形はwasareの過去形はwereであることを確認しておきましょう。この
場合parents「両親」ですから、wereを使ってください。

be born「生まれる」とbe raised [ brought up ]「育つ」を過去で使いましょう。定型表現でbe born
and raised in
.「生まれも育ちも~だ。」という形で使われることが多いですが、be born and brought
up in~でもOKです。また、2つ目の解答例のように現在形でbe from~「~出身である」を使うのも
いいでしょう。また、多義語のgrowは自動詞で「(人間・動物・植物が物理的に)大きくなるという
意味と、他動詞で「(植物など)を育てる」の意味があります。なお、2つ目の解答例のgrowは前者の
意味ですが、grow upは「(人間が)成長して大人になる」というように精神的な成長を意味する語
です。この和文の場合ならどちらでもいけそうですが、語感的にはgrow upのほうがいいような
気がします。

47.母が帰宅した時、私は雑誌を読んでいるところでした。

I was reading a magazine when my mother came ( back )[ got ] home.          

When my mother came ( back ) [ got ] home, I was reading a magazine.

※過去進行形の文はbe動詞(was / were )+ing「~しているところだった」という形ですが、when
導かれる過去形の文と共に使われることが多いです。

※「帰宅する」はcome ( back ) homeget homeを使いましょう。go homeだと「家に向かって
帰っていく」という意味なのでこの場合は不適切です。

48.徹夜でユーチューブ( You Tube )を見ていたので、とても眠いです。                                      

I stayed up all night and watched videos on You Tube, so I feel very sleepy.

I feel very sleepy because I spent all night watching videos on You Tube.

stay [ sit ] up all night「徹夜する」はstay [ sit ] up ( till ) late「夜更かしする」と共に覚えて
おきましょう。また、2つ目の解答のようにspend+時間+ing「~するのに…かかる」を使って、
時間の所にall nightを持ってくるのもいいでしょう。

watch videos on You Tube [ You Tube videos ]「ユーチューブを見る、ユーチューブで動画を見る」

watch You Tubeでももちろん意味は通じますが、上記の言い方をよく聞きます。

feel [ be ] sleepy「眠たい」が基本ですが、feel [ be ] drowsy [ dosy / snoozy / tired ] など色々
あります。意味は全て知っておき、かつtiredぐらいは確実に使いこなせるようにしておきましょう。

49.もし明日晴れなら、ポチ( Pochi )を散歩に連れて行きます。

I will walk Pochi [ take Pochi for a walk ] if it is fine tomorrow.

I will take a walk [ go for a walk ] with Pochi if it is fine tomorrow.

※未来形を表す助動詞willを使いましょう。「雨の場合ならこうしようかな。」というニュアンスを
表すのに適しています。助動詞の直後の動詞は原形であることを確認しておきましょう。

walk[ takefor a walk ]「~を散歩に連れて行く」ですが、2つ目の解答例のように「ポチと共に散歩する」でも問題ないでしょう。

※「もし明日晴れなら」というのは未来の話なのですが、ここでもwillを使ってしまうとどちらの文
が重要な情報なのか焦点がぼやけてしまいます。このように条件を表す副詞は未来形の内容でも
現在形で代用しましょう。この場合は「散歩に連れて行く」という情報が一番大切なので、will
使って表します。ちなみに、tomorrowはよくスペルミスをするので注意して下さい。

50.家に帰ったらすぐに、手洗いとうがいを励行してください。

Don’t forget to wash your hands and gargle just after you come home.

Just after you come home, wash your hands and gargle ( every time ).

※「家に帰ったらすぐに、~」は、例えばoning「~したらすぐに」を使ってOn coming home,
wash your hands and gargle.
にするとか、あるいはスペルの難しいimmediately「すぐに」を使って、
After you come home, wash your hands and gargle immediately.などのようにしてもいいのですが、
just after~「~した直後に」という平易な言い方のほうがミスも少なくなりそうでお勧めです。

※「励行する」は「はげみおこなうこと。厳格に実行すること。」という意味ですから「必ず
~する」ぐらいでOKでしょう。あまり日本語にこだわりすぎる必要はないと思います。「必ず
~してください」というのは案外英語に直しにくいですが、Don’t forget to.「~するのを
忘れないでください。」なら使いやすいでしょう。あるいは、2つ目の解答例のように、単に
命令文で強い思いを伝えるというのでもOKです。あえてevery timeは言わなくてもいいと思います。
日本語を日本語らしく直して、「家に帰ったすぐ後に、手を洗うのとうがいをするのを忘れないで
ください。」ぐらいの意味だと考えればいいでしょう。

※「手洗い」と「うがい」を名詞として使うのは英文を組み立てにくいし、ミスをする可能性が
高くなるので、youを主語にしてwash one’s hands「手を洗う」とgargle「うがいをする」
のように動詞として使うのがお勧めです。ちなみに、gargleを英英辞典で調べてみると、to wash
inside your mouth and throat by moving a liquid around at the back of your throat and then spitting
it out
「液体でのどの奥をすすいでから吐き出すことによって、口とのどをきれいにする。」
とあります。これをそのまま使うのは大変ですが、例えばwash [ clean ] your mouth ( and throat )
with water
ぐらいの必要最小限のことを言えばいいと思います。今我々に一番必要なことの1つ
ですよね。

kumaいぬ

3
1.「あなたのお母さんは今何をしているの?」 「台所で夕食の準備をしてるよ。」


“What is your mother doing now?”  “She is preparing ( for ) [ is getting ready for ] dinner in the kitchen.”

“What is your mom doing now?”  “She is cooking [ making / fixing ] dinner in the kitchen.”

現在進行形  be動詞+~ing「~しているところだ」 疑問文ならbe動詞を文頭に持っていき、否定文
なら
be動詞の後にnotをつけてください。

prepare ( for ) dinner / get ready for dinner「夕食の準備をする」を知らなくても、準備を
する
ということは夕食そのものを作ることと同じ意味なので、cook [ fix / make ] dinner を使えば
いいでしょう。

kitchen「台所」は案外スペルミスをしがちな語なので気をつけましょう!

32.私はボランティア活動をすることに興味があります。

I am interested in working as a volunteer [ doing volunteer work / doing volunteer activities / volunteering ].

I want to work as a volunteer [ do volunteer work / do volunteer activities / volunteer ].

work as a volunteer [ do volunteer work / do volunteer activities / volunteer ]
「ボランティア活動をする」  volunteerは動詞「ボランティア活動をする」、名詞
「ボランティア」の2つの意味があります。アクセントが
volunteérとなることに注意
してください。

be interested ining「~することに興味がある」は知っておくべき表現ではありますが、
want to~「~したい」でもおおむね言いたいことは伝わるでしょう。

33.私の一番好きなコメディアンは「千鳥」です。

My favorite comedians are Chidori.

I like “Chidori” ( the ) best of [ among ] all the comedians.

favoriteは「一番好きな」という意味を表すので、the most favorite comedianとはならないことに
注意してください。

※「千鳥」はノブと大悟の二人でコンビを組んでいる漫才師ですので、複数形がベターでしょう。
でも、コンビ名単体で考えると、
My favorite comedian is “Chidori.”でもいいでしょう。余談ですが、
東京に進出してからの彼らは、飛ぶ鳥を落とす勢いですね。個人的には、彼らはとても面白い芸人
   
 
だと思っています。ダウンタウンの松ちゃんとソフトバンクのCMで「勝手に歯磨き!」「勝手に
 添い寝!」とやっている姿が大変印象的です。

最上級の表現like( the ) best of[ in]「…の中で~が一番好きだ」もよく使う表現です。   
一般的に、…が複数形の場合はofを、単数形の場合はinを使いましょう。またamongでもOKです。
         

34.彼は今を勉強しているのではありません。スマホでゲームをしています。

He is not studying now. He is playing games on his smart phone.

He is not studying now. He is playing smart phone games.

be動詞+not+ing「~しているところではない」 現在進行形の否定文です。

play games on one’s smart phone [ play smart phone games ]「スマホでゲームをする」

 昔はplay video games [ computer games ]「テレビゲームをする」が一般的によく使われて
いた
 のですが、最近はテレビを使ってならいざしらず、パソコンを使ってゲームをする人も
少なく
なったように思われます。むしろスマホでゲームをする人が激増していて、2つの解答例
のように言う
ことが一般的です。もっと正確に言えば、スマホでアプリをダウンロードしてゲーム
をする人が
多くなったということになるでしょう。「アプリ」はapplicationを短縮形でappとして
使うことが多いようです。単数形でも複数形でも、伝えたい内容に応じてどちらでも使えます。

[] I played game apps on my smartphone [ phone ] yesterday.

=I played smartphone game apps yesterday.

=I played with the smartphone game app yesterday.

「私は昨日、自分のスマホのアプリでゲームをしました。」

 ただし無理してappという語を使わなくても、「私は昨日、スマホでゲームをしました。」と考え、
 上記同様にI played games on my smartphone. [ I played smartphone games yesterday. ]とする
 ほうが無難です。意味はほぼ伝わるはずです。なお、「スマホ」はsmart phoneでも
 smartphoneでもどちらでもOKです。


35.私は去年の夏、琵琶湖で泳ぎました。

I swam in Lake Biwa last summer.


I went swimming in Lake Biwa last summer.


swimの過去形はswam、過去分詞形はswumです。不規則動詞の変化形は何度も音読してしっかり 
覚えておきましょう。

go swimming「泳ぎに行く」  ingのところには余暇に楽しむものが来ることが多いです。

[] go fishing / go camping / go skating / go skiing / go snowboarding / go shopping / go hiking …etc.

「琵琶湖」は固有名詞ですから、大文字で初めてLake Biwaです。

36.私はニューヨークであなたと再会することを楽しみにしています。

I am looking [ look ] forward to seeing you again in New York.

I can’t wait to see [ till I see ] you again in New York.

look forward to ing「~することを楽しみにする」 to+動詞の原形にならないように注意
しましょう。現在進行形がベストですが、現在形でもOKです。

※2つ目の解答例のように「~するまで待てない」としても近い感情を表すことができます。

 

37.「あなたの娘は今絵本を読んでいるの?」 「いや、クマのぬいぐるみで遊んでるよ。」

・“Is your daughter reading a picture book now?  No, she isn’t. She is playing with a stuffed bear.

・“Is your daughter reading a children’s book [ an illustrated book ] now?  No, she is playing with a teddy bear .

be動詞+ing「~しているところだ」 現在進行形の疑問文はbe動詞を前に持っていき、否定文は
be動詞の後にnotを入れてください。

「絵本」はpicture bookが一番簡単でお勧めです。children’s bookillustrated bookでもいい
でしょう。

「クマのぬいぐるみ」はstuffed bearが一般的です。stuffedは「中が綿でつまっている」という意味
で、
stuffed dog「犬のぬいぐるみ」、stuffed cat「猫のぬいぐるみ」など動物のぬいぐるみがよく  
見られます。なお
doll「人形」は字のごとく人の場合だけでbaby doll「赤ちゃんの人形」などのように
使います。なお、「クマのぬいぐるみ」は
teddy bearでもOKです。アメリカ合衆国の第26代大統領 
セオドア・ルーズベルトの名前
Theodoreの愛称Teddyにちなんで名づけられたそうです。また、
「ぬいぐるみ」には
soft toyという言い方もあり、soft toy bearsoft bearのように使われます。   「やわらかいおもちゃ」というのは大変わかりやすいですね。

38.「もうあの映画を見た?」 「うん、昨日見たよ。でも、本当にくだらなかったよ。」

“Did you see [ watch ] that movie yet?” “Yes, I saw [ watched ] it yesterday. But it was boring
[ I was bored ].”

“Have you seen [ watched ] that movie yet?” “Yes, I saw [ watched ] it yesterday. But it was not interesting [ uninteresting / terrible / rubbish ].”

時制は過去形でいいですが、過去から現在まで続くことを表す現在完了形でもOKです。

疑問文で「もう」はyetを使います。通例現在完了形と共に使うことが多いですが、過去形と共に
使うこともあります。

boring「くだらない、退屈させるような=退屈な」 もし人を主語にした場合はI was bored.   「退屈させられた=退屈だった」になります。また「面白くない」と考えればnot interestinguninteresting、「ひどい、最悪な」と考えればterrible、「ごみ同様のもの」と考えればrubbish
などでもいいでしょう。

39.父は先月、出張で台湾に行きました。

My father went to [ visited / traveled to / took a trip to / went on a trip to ] Taiwan on business last month.

My father went on a business trip to [ took a business trip to ] Taiwan last month.

go toon business / go on a business trip~「出張で~に行く」をまずは覚えておきましょう。

40.私は黄色いドレスを買いませんでした。少し派手だったからです。

I didn’t buy a yellow dress because it was a little bit showy.

I didn’t buy the yellow dress. It was a little bit gaudy [ bright ].

「黄色いドレス」はたくさんある中のひとつのドレス、すなわち「ひとつに決まらない」    
ドレスなら
a yellow dressでしょうし、自分の頭の中で「ひとつに決まる」ドレスならthe
yellow dress
です。

「少し」はa littleでもa little bitでもa bitでもいいでしょう。

(服が)派手な」はshowy / gaudy / bright / bright / flashy / loudなど色々ありますが、まずは
showyなど覚えやすいものを一つ覚えておけばいいでしょう。ちなみに、「(服が)地味な」はplain /
simple / conservative / subdued
などです。

 

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